Update stdlib
[mirror/dsa-puppet.git] / 3rdparty / modules / stdlib / readmes / README_ja_JP.md
1 # stdlib
2
3 #### 目次
4
5 1. [モジュールの説明 - モジュールの機能とその有益性](#モジュールの説明)
6 1. [セットアップ - stdlib導入の基本](#セットアップ)
7 1. [使用 - 設定オプションと追加機能](#使用)
8 1. [リファレンス - モジュールの機能と動作について](#リファレンス)
9     1. [クラス](#クラス)
10     1. [定義タイプ](#定義タイプ)
11     1. [データタイプ](#データタイプ)
12     1. [Facts](#facts)
13     1. [関数](#関数)
14 1. [制約 - OS互換性など](#制約)
15 1. [開発 - モジュール貢献についてのガイド](#開発)
16 1. [コントリビュータ](#コントリビュータ)
17
18
19 ## モジュールの説明
20
21 このモジュールでは、Puppetモジュールのリソースの 標準ライブラリを提供しています。Puppetモジュールでは、この標準ライブラリを広く使用しています。stdlibモジュールは、以下のリソースをPuppetに追加します。
22
23  * ステージ
24  * Facts
25  * 関数
26  * 定義タイプ
27  * データタイプ
28  * プロバイダ
29
30 > *注:* バージョン3.7のPuppet Enterpriseには、stdlibモジュールが含まれていません。Puppet Enterpriseを使用している場合は、Puppetと互換性のあるstdlibの最新リリースをインストールする必要があります。
31
32 ## セットアップ
33
34 stdlibモジュールを[インストール](https://docs.puppet.com/puppet/latest/modules_installing.html)し、この標準ライブラリの関数、Facts、リソースをPuppetに追加します。
35
36 stdlibに依存するモジュールを記述する場合は、必ずmetadata.jsonで[依存関係を特定](https://docs.puppet.com/puppet/latest/modules_metadata.html#specifying-dependencies)してください。
37
38 ## 使用
39
40 stdlibのほとんどの機能は、Puppetに自動的にロードされます。Puppetで標準化されたランステージを使用するには、`include stdlib`を用いてマニフェスト内でこのクラスを宣言してください。
41
42 宣言すると、stdlibがモジュール内の他のすべてのクラスを宣言します。現在モジュールに含まれている他のクラスは、`stdlib::stages`のみです。
43
44 `stdlib::stages`クラスは、インフラストラクチャ、言語ランタイム、アプリケーションレイヤの配備に関する各種のランステージを宣言します。ハイレベルステージは、以下のとおりです(順番どおり)。
45
46   * setup
47   * main
48   * runtime
49   * setup_infra
50   * deploy_infra
51   * setup_app
52   * deploy_app
53   * deploy
54
55 使用例:
56
57 ```puppet
58 node default {
59   include stdlib
60   class { java: stage => 'runtime' }
61 }
62 ```
63
64 ## リファレンス
65
66 * [パブリッククラス][]
67 * [プライベートクラス][]
68 * [定義タイプ][]
69 * [データタイプ][]
70 * [Facts][]
71 * [関数][]
72
73 ### クラス
74
75 #### パブリッククラス
76
77 `stdlib`クラスにはパラメータはありません。
78
79 #### プライベートクラス
80
81 * `stdlib::stages`: Puppetのランステージの標準セットを管理します。
82
83 ### 定義タイプ
84
85 #### `file_line`
86
87 任意の行がファイル内に確実に含まれるようにします。最初と最後の空白を含め、行全体をマッチさせます。その行が与えられたファイルに含まれない場合は、Puppetがファイルの最後にその行を追加し、望ましい状態を確保します。1つのファイル内で複数のリソースを宣言し、複数の行を管理することが可能です。
88
89 例:
90
91 ```puppet
92 file_line { 'sudo_rule':
93   path => '/etc/sudoers',
94   line => '%sudo ALL=(ALL) ALL',
95 }
96
97 file_line { 'sudo_rule_nopw':
98   path => '/etc/sudoers',
99   line => '%sudonopw ALL=(ALL) NOPASSWD: ALL',
100 }
101 ```
102
103 上の例では、指定された両方の行が、ファイル `/etc/sudoers`に確実に含まれます。
104
105 マッチ例:
106
107 ```puppet
108 file_line { 'bashrc_proxy':
109   ensure => present,
110   path   => '/etc/bashrc',
111   line   => 'export HTTP_PROXY=http://squid.puppetlabs.vm:3128',
112   match  => '^export\ HTTP_PROXY\=',
113 }
114 ```
115
116 上の例では、`match`により、'export'で始まり'HTTP_PROXY'と続く行が探され、その行が行内の値に置き換えられます。
117
118  `ensure => absent`を用いたマッチ例:
119
120 ```puppet
121 file_line { 'bashrc_proxy':
122   ensure            => absent,
123   path              => '/etc/bashrc',
124   line              => 'export HTTP_PROXY=http://squid.puppetlabs.vm:3128',
125   match             => '^export\ HTTP_PROXY\=',
126   match_for_absence => true,
127 }
128 ```
129
130 上の例では、`match`により、'export'で始まり'HTTP_PROXY'と続く行が探され、その行が削除されます。複数の行がマッチし、`multiple => true`パラメータが設定されていない場合は、エラーが生じます。
131
132 エンコード例:
133
134 ```puppet
135 file_line { "XScreenSaver":
136   ensure   => present,
137   path     => '/root/XScreenSaver'
138   line     => "*lock: 10:00:00",
139   match    => '^*lock:',
140   encoding => "iso-8859-1",
141 }
142 ```
143
144 ファイルにUTF-8に対応しない特殊文字が用いられていると、「Invalid byte sequence in UTF-8」(UTF-8で無効なバイト列)というエラーメッセージが表示されます。この場合は、ファイルエンコーディングを決定し、`encoding`属性で指定してください。
145
146 **Autorequire:** Puppetが管理しているファイルに、管理対象となる行が含まれている場合は、`file_line`リソースと当該ファイルの暗黙的な依存関係が設定されます。
147
148 ##### パラメータ
149
150 パラメータは、別途説明がない限り、すべてオプションです。
151
152 * `after`
153
154   このパラメータで指定された行の後に、Puppetが正規表現を用いて新規の行を追加します(既存の行が規定の位置に追加されます)。
155
156   値: 正規表現を含む文字列
157   
158   デフォルト値: `undef`
159   
160 * `encoding`
161   
162   適正なファイルエンコードを指定します。
163
164   値: 有効なRuby文字エンコードを指定する文字列
165   
166   デフォルト: 'UTF-8'
167
168 * `ensure`: リソースが存在するかどうかを指定します。
169
170   値: 'present'、'absent'
171   
172   デフォルト値: 'present'
173   
174 * `line`
175
176   **必須**
177   
178   `path`パラメータにより位置を示されたファイルに追加する行を設定します。
179     
180   値: 文字列
181   
182 * `match`
183
184   ファイル内の既存の行と比較する正規表現を指定します。マッチが見つかった場合、新規の行を追加するかわりに、置き換えられます。正規表現の比較は行の値に照らして行われ、マッチしない場合は、例外が発生します。
185   
186   値: 正規表現を含む文字列
187   
188   デフォルト値: `undef`
189   
190
191 * `match_for_absence`
192
193   `ensure => absent`の場合にマッチを適用するかどうかを指定します。`true`に設定してマッチを設定すると、マッチする行が削除されます。`false`に設定すると(デフォルト)、`ensure => absent`の場合にマッチが無視され、代わりに`line`の値が使用されます。`ensure => present`になっている場合は、このパラメータは無視されます。
194   
195   ブーリアン
196   
197   デフォルト値: `false`
198   
199 * `multiple`
200
201   `match`および`after`により複数の行を変更できるかどうかを指定します。`false`に設定すると、複数の行がマッチする場合に例外が発生します。
202   
203   値: `true`、`false`
204   
205   デフォルト値: `false`
206   
207   
208 * `name`
209
210   リソースの名称として使用する名前を指定します。リソースのnamevarをリソースの規定の`title`と異なるものにしたい場合は、`name`で名前を指定します。 
211   
212   値: 文字列
213   
214   デフォルト値: タイトルの値
215   
216 * `path`
217
218   **必須**
219   
220   `line`で指定された行を確保するファイルを指定します。 
221   
222   値: 当該ファイルの絶対パスを指定する文字列
223   
224 * `replace`
225
226   `match`パラメータとマッチする既存の行を上書きするかどうかを指定します。`false`に設定すると、`match`パラメータにマッチする行が見つかった場合、その行はファイルに配置されません。
227   
228   ブーリアン
229   
230   デフォルト値: `true`
231
232 ### データタイプ
233
234 #### `Stdlib::Absolutepath`
235
236 厳密な絶対パスタイプ。UnixpathタイプおよびWindowspathタイプの異形を使用します。
237
238 使用可能なインプット例:
239
240 ```shell
241 /var/log
242 ```
243
244 ```shell
245 /usr2/username/bin:/usr/local/bin:/usr/bin:.
246 ```
247
248 ```shell
249 C:\\WINDOWS\\System32
250 ```
251
252 使用不可能なインプット例:
253
254 ```shell
255 ../relative_path
256 ```
257
258 #### `Stdlib::Httpsurl`
259
260 HTTPS URLに一致します。
261
262 使用可能なインプット例:
263
264 ```shell
265 https://hello.com
266 ```
267
268 使用不可能なインプット例:
269
270 ```shell
271 httds://notquiteright.org`
272 ```
273
274 #### `Stdlib::Httpurl`
275
276 HTTPSおよびHTTP URLの両方に一致します。
277
278 使用可能なインプット例:
279
280 ```shell
281 https://hello.com
282
283 http://hello.com
284 ```
285
286 使用不可能なインプット例:
287
288 ```shell
289 httds://notquiteright.org
290 ```
291
292 #### `Stdlib::Unixpath`
293
294 Unixオペレーティングシステムのパスに一致します。
295
296 使用可能なインプット例:
297
298 ```shell
299 /usr2/username/bin:/usr/local/bin:/usr/bin:
300
301 /var/tmp
302 ```
303
304 使用不可能なインプット例:
305
306 ```shell
307 C:/whatever
308 ```
309
310 #### `Stdlib::Windowspath`
311
312 Windowsオペレーティングシステムのパスに一致します。
313
314 使用可能なインプット例: 
315
316 ```shell
317 C:\\WINDOWS\\System32
318
319 C:\\
320
321 \\\\host\\windows
322 ```
323
324 使用不可能なインプット例:
325
326 ```shell
327 /usr2/username/bin:/usr/local/bin:/usr/bin:.
328 ```
329
330 ### Facts
331
332 #### `package_provider`
333
334 Puppetがこのシステムのパッケージ管理に使用するデフォルトのプロバイダを返します。
335
336 #### `is_pe`
337
338 Puppet Enterpriseがインストールされているかどうかを返します。PE 3.x以降のプラットフォームでは何も報告されません。
339
340 #### `pe_version`
341
342 インストールされているPuppet Enterpriseのバージョンを返します。PE 3.x以降のプラットフォームでは何も報告されません。
343
344 #### `pe_major_version`
345
346 インストールされているPuppet Enterpriseのメジャーバージョンを返します。PE 3.x以降のプラットフォームでは何も報告されません。
347
348 #### `pe_minor_version`
349
350 インストールされているPuppet Enterpriseのマイナーバージョンを返します。PE 3.x以降のプラットフォームでは何も報告されません。
351
352 #### `pe_patch_version`
353
354 インストールされているPuppet Enterpriseのパッチバージョンを返します。
355
356 #### `puppet_vardir`
357
358 PuppetまたはPuppet agentが稼働しているノードについて設定されたPuppet vardirの値を返します。
359
360 #### `puppet_environmentpath`
361
362 PuppetまたはPuppet agentが稼働しているノードについて設定されたPuppet環境の値を返します。
363
364 #### `puppet_server`
365
366 Puppet agentの`server`値を返します。この値は、agentが通信するPuppet masterのホストネームです。
367
368 #### `root_home`
369
370 ルートのホームディレクトリを決定します。
371
372 ルートのホームディレクトリを決定します。これは、オペレーティングシステムによって異なります。通常は'/root'です。
373
374 #### `service_provider`
375
376 Puppetがこのシステムのサービス管理に使用するデフォルトのプロバイダを返します。
377
378 ### 関数
379
380 #### `abs`
381
382 数字の絶対値を返します。たとえば、'-34.56'は'34.56'になります。
383
384 引数: 整数値または浮動小数点値のいずれかの単一の引数。
385
386 *タイプ*: 右辺値
387
388 #### `any2array`
389
390 任意のオブジェクトを、そのオブジェクトを含む配列に変換します。空の引数リストは空の配列に変換されます。ハッシュは、キーと値が交互になった配列に変換されます。配列は変換されません。
391
392 *タイプ*: 右辺値
393
394 #### `any2bool`
395
396 任意のオブジェクトをブーリアンに変換します。
397
398 * 'Y'、'y'、'1'、'T'、't'、'TRUE'、'yes'、'true'といった文字列は`true`を返します。
399 * '0'、'F'、'f'、'N'、'n'、'FALSE'、'no'、'false'といった文字列は`false`を返します。
400 * ブーリアンは元の値を返します。
401 * 0よりも大きい数字(または数字の文字列表現)は`true`を返します。それ以外は`false`を返します。
402 * undef値は`false`を返します。
403 * それ以外はすべて`true`を返します。
404
405 *タイプ*: 右辺値
406
407 #### `assert_private`
408
409 現在のクラスまたは定義をプライベートとして設定します。現在のモジュール外のクラスまたは定義タイプを呼び出すことはできません。
410
411 たとえば、クラス`foo::bar`で`assert_private()`がコールされると、クラスがモジュール`foo`の外から呼び出された場合、次のメッセージがアウトプットされます:`Class foo::bar is private`。
412
413 使用したいエラーメッセージを指定する方法:
414
415 ```puppet
416 assert_private("You're not supposed to do that!")
417 ```
418
419 *タイプ*: ステートメント
420
421 #### `base64`
422
423 文字列とbase64エンコードを相互に変換します。`action` ('encode'、'decode')とプレーンまたは base64でエンコードした`string`、およびオプションで`method` ('default'、'strict'、'urlsafe')が必要です。
424
425 下位互換性を得るには、`method`を`default`に設定します(指定されていない場合)。
426
427 *注:* この関数はRubyクラスの実装にあたり、UTF8との互換性がない可能性があります。互換性を確保するには、Ruby 2.4.0以降でこの関数を使用してください。
428
429 **例:**
430
431 ```puppet
432 base64('encode', 'hello')
433 base64('encode', 'hello', 'default')
434 # リターン: "aGVsbG8=\n"
435
436 base64('encode', 'hello', 'strict')
437 # リターン: "aGVsbG8="
438
439 base64('decode', 'aGVsbG8=')
440 base64('decode', 'aGVsbG8=\n')
441 base64('decode', 'aGVsbG8=', 'default')
442 base64('decode', 'aGVsbG8=\n', 'default')
443 base64('decode', 'aGVsbG8=', 'strict')
444 # リターン: "hello"
445
446 base64('encode', 'https://puppetlabs.com', 'urlsafe')
447 # リターン: "aHR0cHM6Ly9wdXBwZXRsYWJzLmNvbQ=="
448
449 base64('decode', 'aHR0cHM6Ly9wdXBwZXRsYWJzLmNvbQ==', 'urlsafe')
450 # リターン: "https://puppetlabs.com"
451 ```
452
453 *タイプ*: 右辺値
454
455 #### `basename`
456
457 パスの`basename`を返します。オプションの引数で拡張子が外れます。例:
458
459   * ('/path/to/a/file.ext')は'file.ext'を返します。
460   * ('relative/path/file.ext')は'file.ext'を返します。
461   * ('/path/to/a/file.ext', '.ext')は'file'を返します。
462
463 *タイプ*: 右辺値
464
465 #### `bool2num`
466
467 ブーリアンを数字に変換します。以下の値を変換します。
468
469 * `false`、'f'、'0'、'n'、'no'を0に変換します。
470 * `true`、't'、'1'、'y'、'yes'を1に変換します。
471   
472   引数: インプットとして、単一のブーリアンまたは文字列。
473   
474   *タイプ*: 右辺値
475
476 #### `bool2str`
477
478 オプションで提供される引数を用いて、ブーリアンを文字列に変換します。オプションの第2および第3の引数は、trueおよびfalseがそれぞれ何に変換されるかを表しています。与えられた引数が1つだけの場合は、ブーリアンから`true`または`false`を含む文字列に変換されます。
479
480 *例:*
481
482 ```puppet
483 bool2str(true)                    => `true`
484 bool2str(true, 'yes', 'no')       => 'yes'
485 bool2str(false, 't', 'f')         => 'f'
486 ```
487
488 引数: ブーリアン。
489
490 *タイプ*: 右辺値
491
492 #### `camelcase`
493
494 配列内の1つの文字列またはすべての文字列の大文字と小文字の別をCamelCase(大小文字混在)に変換します。
495
496 引数: 配列または文字列のいずれか。受け取ったものと同じタイプの引数を返しますが、CamelCaseの形式で返します。
497
498 *注:* この関数はRubyクラスの実装にあたり、UTF8との互換性がない可能性があります。互換性を確保するには、Ruby 2.4.0以降でこの関数を使用してください。
499
500  *タイプ*: 右辺値
501
502 #### `capitalize`
503
504 文字列または複数文字列の配列の最初の文字を大文字にし、各文字列の残りの文字を小文字にします。
505
506 引数: インプットとして、単一文字列または配列。*タイプ*: 右辺値
507
508 *注:* この関数はRubyクラスの実装にあたり、UTF8との互換性がない可能性があります。互換性を確保するには、Ruby 2.4.0以降でこの関数を使用してください。
509
510 #### `ceiling`
511
512 引数以上の最小整数を返します。
513
514 引数: 単一の数値。
515
516 *タイプ*: 右辺値
517
518 #### `chomp`
519
520 文字列または複数文字列の配列の最後から、レコード分離文字を削除します。たとえば、'hello\n'は'hello'になります。
521
522 引数: 単一の文字または配列。
523
524 *タイプ*: 右辺値
525
526 #### `chop`
527
528 最後の文字を削除した新しい文字列を返します。文字列が'\r\n'で終わる場合は、両方の文字が削除されます。`chop`を空文字列に適用すると、空文字列が返されます。レコード分離文字のみを削除する場合は、`chomp`関数を使用してください。
529
530 引数: インプットとして、文字列または複数文字列の配列。
531
532 *タイプ*: 右辺値
533
534 #### `clamp`
535
536 整数値に基づく分類により、当該領域[Min、X、Max]内で値を維持します(パラメータの順序は関係ありません)。文字列が変換され、数字として比較されます。値の配列は、さらなる処理が可能なリストに平坦化されます。例:
537
538   * `clamp('24', [575, 187])`は187を返します。
539   * `clamp(16, 88, 661)`は88を返します。
540   * `clamp([4, 3, '99'])`は4を返します。
541   
542 引数: 文字列、配列、数字。 
543
544 *タイプ*: 右辺値
545
546 #### `concat`
547
548 複数配列のコンテンツを、与えられた最初の配列に追加します。例:
549
550   * `concat(['1','2','3'],'4')`は['1','2','3','4']を返します。
551   * `concat(['1','2','3'],'4',['5','6','7'])`は['1','2','3','4','5','6','7']を返します。
552
553 *タイプ*: 右辺値
554
555 #### `convert_base`
556
557 与えられた整数または整数を表す10進数文字列を、指定した基数の文字列に変換します。例:
558
559   * `convert_base(5, 2)`は'101'になります。
560   * `convert_base('254', '16')`は'fe'になります。
561
562 #### `count`
563
564 配列のみで呼び出した場合は、空または`undef`**ではない**要素の数をカウントします。第2の引数を用いて呼び出した場合は、第2の引数にマッチする配列内の要素の数をカウントします。
565
566 *タイプ*: 右辺値
567
568 #### `deep_merge`
569
570 2つ以上のハッシュを再帰的に統合し、その結果得られたハッシュを返します。
571
572 ```puppet
573 $hash1 = {'one' => 1, 'two' => 2, 'three' => { 'four' => 4 } }
574 $hash2 = {'two' => 'dos', 'three' => { 'five' => 5 } }
575 $merged_hash = deep_merge($hash1, $hash2)
576 ```
577
578 得られるハッシュは、以下に相当します。
579
580 ```puppet
581 $merged_hash = { 'one' => 1, 'two' => 'dos', 'three' => { 'four' => 4, 'five' => 5 } }
582 ```
583
584 ハッシュである重複キーが存在する場合は、そうした重複キーが再帰的に統合されます。ハッシュではない重複キーが存在する場合は、最右のハッシュのキーが上位になります。
585
586 *タイプ*: 右辺値
587
588 #### `defined_with_params`
589
590 属性のリソースリファレンスとオプションでハッシュを取得します。特定の属性を持つリソースがすでにカタログに追加されている場合は`true`を返します。そうでない場合は`false`を返します。
591
592 ```puppet
593 user { 'dan':
594   ensure => present,
595 }
596
597 if ! defined_with_params(User[dan], {'ensure' => 'present' }) {
598   user { 'dan': ensure => present, }
599 }
600 ```
601
602 *タイプ*: 右辺値
603
604 #### `delete`
605
606 配列から任意の要素のインスタンスを、文字列からサブストリングを、またはハッシュからキーをすべて削除します。
607
608 例:
609
610 * `delete(['a','b','c','b'], 'b')`は['a','c']を返します。
611 * `delete('abracadabra', 'bra')`は'acada'を返します。
612 * `delete({'a' => 1,'b' => 2,'c' => 3},['b','c'])`は{'a'=> 1}を返します。
613 * `delete(['ab', 'b'], 'b')`は['ab']を返します。
614
615 *タイプ*: 右辺値
616
617 #### `delete_at`
618
619 決められたインデックス付き値を配列から削除します。
620
621 例: `delete_at(['a','b','c'], 1)`は['a','c']を返します。
622
623 *タイプ*: 右辺値
624
625 #### `delete_regex`
626
627 提示された正規表現にマッチする任意の要素のインスタンスを、配列またはハッシュからすべて削除します。文字列は1アイテム配列として処理されます。
628
629 *注:* この関数はRubyクラスの実装にあたり、UTF8との互換性がない可能性があります。互換性を確保するには、Ruby 2.4.0以降でこの関数を使用してください。
630
631
632
633
634 * `delete_regex(['a','b','c','b'], 'b')`は['a','c']を返します。
635 * `delete_regex({'a' => 1,'b' => 2,'c' => 3},['b','c'])`は{'a'=> 1}を返します。
636 * `delete_regex(['abf', 'ab', 'ac'], '^ab.*')`は['ac']を返します。
637 * `delete_regex(['ab', 'b'], 'b')`は['ab']を返します。
638
639 *タイプ*: 右辺値
640
641 #### `delete_values`
642
643 任意の値のインスタンスをハッシュからすべて削除します。
644
645 例:
646
647 * `delete_values({'a'=>'A','b'=>'B','c'=>'C','B'=>'D'}, 'B')`は{'a'=>'A','c'=>'C','B'=>'D'}を返します。
648
649 *タイプ*: 右辺値
650
651 #### `delete_undef_values`
652
653 `undef`値のインスタンスをアレイまたはハッシュからすべて削除します。
654
655 例:
656
657 * `$hash = delete_undef_values({a=>'A', b=>'', c=>`undef`, d => false})`は{a => 'A', b => '', d => false}を返します。
658
659 *タイプ*: 右辺値
660
661 #### `deprecation`
662
663 非推奨警告をプリントし、任意のキーについて警告を一度記録します:
664
665 ```puppet
666 deprecation(key, message)
667 ```
668
669 引数:
670
671 * キーを指定する文字列: Puppetプロセスの継続期間中にメッセージの数を少なく抑えるために、1つのキーにつき1つのメッセージのみを記録します。
672 * メッセージを指定する文字列: 記録されるテキスト。
673
674 *タイプ*: ステートメント
675
676 **`deprecation`に影響を与える設定**
677
678 Puppetの他の設定は、stdlibの`deprecation`関数に影響を与えます。
679
680 * [`disable_warnings`](https://docs.puppet.com/puppet/latest/reference/configuration.html#disablewarnings)
681 * [`max_deprecations`](https://docs.puppet.com/puppet/latest/reference/configuration.html#maxdeprecations)
682 * [`strict`](https://docs.puppet.com/puppet/latest/reference/configuration.html#strict):
683
684     * `error`: 非推奨メッセージにより、ただちに機能しなくなります。
685     * `off`: メッセージがアウトプットされません。
686     * `warning`: すべての警告を記録します。これがデフォルト設定です。
687
688 * 環境変数`STDLIB_LOG_DEPRECATIONS`
689
690   非推奨警告を記録するかどうかを指定します。これは特に、自動テストの際、移行の準備ができる前にログに情報が氾濫するのを避けるうえで役立ちます。
691
692   この変数はブーリアンで、以下の効果があります:
693   
694   * `true`: 警告を記録します。
695   * `false`: 警告は記録されません。
696   * 値を設定しない場合: Puppet 4は警告を出しますが、Puppet 3は出しません。
697
698 #### `difference`
699
700 2つの配列の間の差異を返します。返される配列はオリジナル配列のコピーで、第2の配列にも見られるアイテムがあれば、それが取り除かれます。
701
702 例:
703
704 * `difference(["a","b","c"],["b","c","d"])`は["a"]を返します。
705
706 *タイプ*: 右辺値
707
708 #### `dig`
709
710 > 非推奨: この関数は、Puppet 4.5.0で、内蔵の[`dig`](https://docs.puppet.com/puppet/latest/function.html#dig)関数に置き換えられました。下位互換性を得るには、[`dig44()`](#dig44)を使用するか、新しいバージョンを使用してください。
711
712 パスを含むキー配列を通じて、複数レイヤーのハッシュおよびアレイ内の値を探します。この関数は各パスコンポーネントにより構造内を移動し、パスの最後で値を返すよう試みます。
713
714 この関数では、必要とされるパス引数に加え、デフォルトの引数を使用できます。パスが正しくない場合や、値が見つからない場合、その他のエラーが生じた場合は、デフォルトの引数を返します。
715
716 ```ruby
717 $data = {
718   'a' => {
719     'b' => [
720       'b1',
721       'b2',
722       'b3',
723     ]
724   }
725 }
726
727 $value = dig($data, ['a', 'b', 2])
728 # $value = 'b3'
729
730 # 可能なすべてのオプションを使用
731 $value = dig($data, ['a', 'b', 2], 'not_found')
732 # $value = 'b3'
733
734 # デフォルト値を使用
735 $value = dig($data, ['a', 'b', 'c', 'd'], 'not_found')
736 # $value = 'not_found'
737 ```
738
739 1. **$data** 取り扱うデータ構造。
740 2. **['a', 'b', 2]** パス配列。
741 3. **'not_found'** デフォルト値。何も見つからない場合に返されます。
742
743 デフォルト値: `undef`
744
745 *タイプ*: 右辺値
746
747 #### `dig44`
748
749 パスを含むキー配列を通じて、複数レイヤーのハッシュおよびアレイ内の値を探します。この関数は各パスコンポーネントにより構造内を移動し、パスの最後で値を返すよう試みます。
750
751 この関数では、必要とされるパス引数に加え、デフォルトの引数を使用できます。パスが正しくない場合や、値が見つからない場合、その他のエラーが生じた場合は、デフォルトの引数を返します。
752
753 ```ruby
754 $data = {
755   'a' => {
756     'b' => [
757       'b1',
758       'b2',
759       'b3',
760     ]
761   }
762 }
763
764 $value = dig44($data, ['a', 'b', 2])
765 # $value = 'b3'
766
767 # 可能なすべてのオプションを使用
768 $value = dig44($data, ['a', 'b', 2], 'not_found')
769 # $value = 'b3'
770
771 # デフォルト値を使用
772 $value = dig44($data, ['a', 'b', 'c', 'd'], 'not_found')
773 # $value = 'not_found'
774 ```
775
776 *タイプ*: 右辺値
777
778 1. **$data** 取り扱うデータ構造。
779 2. **['a', 'b', 2]** パス配列。
780 3. **'not_found'** デフォルト値。何も見つからない場合に返されます。
781    (オプション、デフォルトは`undef`)
782
783 #### `dirname`
784
785 パスの`dirname`を返します。たとえば、`dirname('/path/to/a/file.ext')`は'/path/to/a'を返します。
786
787 *タイプ*: 右辺値
788
789 #### `dos2unix`
790
791 与えられた文字列のUnixバージョンを返します。クロスプラットフォームテンプレートでファイルリソースを使用する場合に非常に役立ちます。
792
793 ```puppet
794 file{$config_file:
795   ensure  => file,
796   content => dos2unix(template('my_module/settings.conf.erb')),
797 }
798 ```
799
800 [unix2dos](#unix2dos)も参照してください。
801
802 *タイプ*: 右辺値
803
804 #### `downcase`
805
806 配列内の1つの文字列またはすべての文字列の大文字と小文字の別を、小文字に変換します。
807
808 *注:* この関数はRubyクラスの実装にあたり、UTF8との互換性がない可能性があります。互換性を確保するには、Ruby 2.4.0以降でこの関数を使用してください。
809
810 *タイプ*: 右辺値
811
812 #### `empty`
813
814 引数が要素を含まない配列かハッシュ、または空文字列である場合に、`true`を返します。引数が数値の場合に`false`を返します。
815
816 *タイプ*: 右辺値
817
818 #### `enclose_ipv6`
819
820 IPアドレスの配列を取得し、ipv6アドレスを大括弧でくくります。
821
822 *タイプ*: 右辺値
823
824 #### `ensure_packages`
825
826 配列またはハッシュ内のパッケージのリストを取得し、すでに存在しない場合にのみ、それらをインストールします。オプションで、ハッシュを第2のパラメータとして取得し、第3の引数として`ensure_resource()`または `ensure_resources()`関数に渡します。
827
828 *タイプ*: ステートメント
829
830 配列の場合:
831
832 ```puppet
833 ensure_packages(['ksh','openssl'], {'ensure' => 'present'})
834 ```
835
836 ハッシュの場合:
837
838 ```puppet
839 ensure_packages({'ksh' => { ensure => '20120801-1' } ,  'mypackage' => { source => '/tmp/myrpm-1.0.0.x86_64.rpm', provider => "rpm" }}, {'ensure' => 'present'})
840 ```
841
842 #### `ensure_resource`
843
844 リソースタイプ、タイトル、リソースを記述する属性のハッシュを取得します。
845
846 ```
847 user { 'dan':
848   ensure => present,
849 }
850 ```
851
852 この例では、すでに存在しない場合にのみリソースが作成されます:
853
854   `ensure_resource('user', 'dan', {'ensure' => 'present' })`
855
856 リソースがすでに存在しているものの、指定されたパラメータとマッチしない場合は、リソースの再作成が試みられ、重複リソース定義エラーにつながります。
857
858 リソースの配列を提示することも可能です。それぞれのリソースは、すでに存在しない場合に、指定のタイプおよびパラメータにより作成されます。
859
860 `ensure_resource('user', ['dan','alex'], {'ensure' => 'present'})`
861
862 *タイプ*: ステートメント
863
864 #### `ensure_resources`
865
866 ハッシュからリソース宣言を作成しますが、すでに宣言されているリソースとは対立しません。
867
868 リソースタイプ、タイトル、リソースを記述する属性のハッシュを指定します。
869
870 ```puppet
871 user { 'dan':
872   gid => 'mygroup',
873   ensure => present,
874 }
875
876 ensure_resources($user)
877 ```
878
879 リソースのハッシュを提示します。リストにあるリソースは、すでに存在しない場合に、指定のタイプおよびパラメータにより作成されます。
880
881     ensure_resources('user', {'dan' => { gid => 'mygroup', uid => '600' } ,  'alex' => { gid => 'mygroup' }}, {'ensure' => 'present'})
882
883 Hieraバックエンドから:
884
885 ```yaml
886 userlist:
887   dan:
888     gid: 'mygroup'
889     uid: '600'
890   alex:
891     gid: 'mygroup'
892 ```
893
894 ```puppet
895 ensure_resources('user', hiera_hash('userlist'), {'ensure' => 'present'})
896 ```
897
898 ### `flatten`
899
900 ネストの深いアレイを平坦化し、結果として単一のフラット配列を返します。
901
902 たとえば、`flatten(['a', ['b', ['c']]])`は['a','b','c']を返します。
903
904 *タイプ*: 右辺値
905
906 #### `floor`
907
908 引数以下の最大整数を返します。
909
910 引数: 単一の数値。
911
912 *タイプ*: 右辺値
913
914 #### `fqdn_rand_string`
915
916 ランダムな英数字文字列を生成します。`$fqdn` factとオプションのシードを組み合わせると、反復的な無作為抽出が可能です。オプションで、この関数に使用する文字セットを指定することもできます(デフォルトは英数字)。
917
918 *使用例:*
919
920 ```puppet
921 fqdn_rand_string(LENGTH, [CHARSET], [SEED])
922 ```
923
924 *例:*
925
926 ```puppet
927 fqdn_rand_string(10)
928 fqdn_rand_string(10, 'ABCDEF!@#$%^')
929 fqdn_rand_string(10, '', 'custom seed')
930 ```
931
932 引数:
933
934 * 整数、得られる文字列の長さを指定。
935 * オプションで、文字セットを指定する文字列。
936 * オプションで、反復的な無作為抽出を可能にするシードを指定する文字列。
937
938 *タイプ*: 右辺値
939
940 #### `fqdn_rotate`
941
942 配列と文字列をランダムな回数で回転させます。`$fqdn` factとオプションのシードを組み合わせると、反復的な無作為抽出が可能です。
943
944 *使用例:*
945
946 ```puppet
947 fqdn_rotate(VALUE, [SEED])
948 ```
949
950 *例:*
951
952 ```puppet
953 fqdn_rotate(['a', 'b', 'c', 'd'])
954 fqdn_rotate('abcd')
955 fqdn_rotate([1, 2, 3], 'custom seed')
956 ```
957
958 *タイプ*: 右辺値
959
960 #### `fqdn_uuid`
961
962 DNSネームスペースのFQDN文字列をもとに、[RFC 4122](https://tools.ietf.org/html/rfc4122)有効バージョン5 UUIDを返します:
963
964   * fqdn_uuid('puppetlabs.com')は'9c70320f-6815-5fc5-ab0f-debe68bf764c'を返します。
965   * fqdn_uuid('google.com')は'64ee70a4-8cc1-5d25-abf2-dea6c79a09c8'を返します。
966
967 *タイプ*: 右辺値
968
969 #### `get_module_path`
970
971 現在の環境について、指定されたモジュールの絶対パスを返します。
972
973 ```puppet
974 $module_path = get_module_path('stdlib')
975 ```
976
977 *タイプ*: 右辺値
978
979 #### `getparam`
980
981 リソースのパラメータの値を返します。
982
983 引数: リソースリファレンスおよびパラメータの名前。
984
985 たとえば、以下の場合は'param_value'を返します:
986
987 ```puppet
988 define example_resource($param) {
989 }
990
991 example_resource { "example_resource_instance":
992   param => "param_value"
993 }
994
995 getparam(Example_resource["example_resource_instance"], "param")
996 ```
997
998 *タイプ*: 右辺値
999
1000 #### `getvar`
1001
1002 リモートネームスペースの変数を調べます。
1003
1004 例:
1005
1006 ```puppet
1007 $foo = getvar('site::data::foo')
1008 # $foo = $site::data::fooに相当
1009 ```
1010
1011 この関数は、ネームスペースそのものが文字列に保存されている場合に役立ちます:
1012
1013 ```puppet
1014 $datalocation = 'site::data'
1015 $bar = getvar("${datalocation}::bar")
1016 # $bar = $site::data::barに相当
1017 ```
1018
1019 *タイプ*: 右辺値
1020
1021 #### `glob`
1022
1023 パスパターンに一致するパスの文字列配列を返します。
1024
1025 引数: パスパターンを指定する文字列または文字列配列。
1026
1027 ```puppet
1028 $confs = glob(['/etc/**/*.conf', '/opt/**/*.conf'])
1029 ```
1030
1031 *タイプ*: 右辺値
1032
1033 #### `grep`
1034
1035 配列内を検索し、提示された正規表現に一致する要素を返します。
1036
1037 たとえば、`grep(['aaa','bbb','ccc','aaaddd'], 'aaa')`は['aaa','aaaddd']を返します。
1038
1039 *タイプ*: 右辺値
1040
1041 #### `has_interface_with`
1042
1043 種類および値に基づきブーリアンを返します:
1044
1045   * macaddress
1046   * netmask
1047   * ipaddress
1048   * network
1049
1050 *例:*
1051
1052 ```puppet
1053 has_interface_with("macaddress", "x:x:x:x:x:x")
1054 has_interface_with("ipaddress", "127.0.0.1")    => true
1055 ```
1056
1057 種類が提示されていない場合は、インターフェースの有無が確認されます:
1058
1059 ```puppet
1060 has_interface_with("lo")                        => true
1061 ```
1062
1063 *タイプ*: 右辺値
1064
1065 #### `has_ip_address`
1066
1067 一部のインターフェース上で、リクエストされたIPアドレスがクライアントに存在する場合は`true`を返します。この関数は`interfaces` factで反復され、`ipaddress_IFACE` factsをチェックし、簡単な文字列比較を実行します。
1068
1069 引数: IPアドレスを指定する文字列。
1070
1071 *タイプ*: 右辺値
1072
1073 #### `has_ip_network`
1074
1075 リクエストされたネットワーク内でIPアドレスがクライアントに存在する場合は`true`を返します。この関数は`interfaces` factで反復され、 `network_IFACE` factsをチェックし、簡単な文字列比較を実行します。
1076
1077 引数: IPアドレスを指定する文字列。
1078
1079 *タイプ*: 右辺値
1080
1081 #### `has_key`
1082
1083 ハッシュに特定のキー値があるかどうかを判定します。
1084
1085 *例*:
1086
1087 ```
1088 $my_hash = {'key_one' => 'value_one'}
1089 if has_key($my_hash, 'key_two') {
1090   notice('we will not reach here')
1091 }
1092 if has_key($my_hash, 'key_one') {
1093   notice('this will be printed')
1094 }
1095 ```
1096
1097 *タイプ*: 右辺値
1098
1099 #### `hash`
1100
1101 配列をハッシュに変換します。
1102
1103 たとえば、`hash(['a',1,'b',2,'c',3])`は{'a'=>1,'b'=>2,'c'=>3}を返します。
1104
1105 *タイプ*: 右辺値
1106
1107 #### `intersection`
1108
1109 2つの共通部分の配列を返します。
1110
1111 たとえば、`intersection(["a","b","c"],["b","c","d"])`は["b","c"]を返します。
1112
1113 *タイプ*: 右辺値
1114
1115 #### `is_a`
1116
1117 ブーリアンチェックにより、変数が任意のデータタイプのものかどうかを判定します。これは`=~`タイプチェックに相当します。この関数はPuppet 4と、"future"パーサーを備えたPuppet 3でのみ使用できます。
1118
1119 ```
1120 foo = 3
1121 $bar = [1,2,3]
1122 $baz = 'A string!'
1123
1124 if $foo.is_a(Integer) {
1125   notify  { 'foo!': }
1126 }
1127 if $bar.is_a(Array) {
1128   notify { 'bar!': }
1129 }
1130 if $baz.is_a(String) {
1131   notify { 'baz!': }
1132 }
1133 ```
1134
1135 * タイプに関する詳細は、[Puppetタイプシステム](https://docs.puppetlabs.com/latest/type.html#about-resource-types)を参照してください。
1136 * 値のタイプを特定する各種の方法については、[`assert_type()`](https://docs.puppetlabs.com/latest/function.html#asserttype)関数を参照してください。
1137
1138 #### `is_absolute_path`
1139
1140 **非推奨。今後のバージョンのstdlibでは削除されます。[`validate_legacy`](#validate_legacy)を参照してください。**
1141
1142 与えられたパスが絶対パスである場合に`true`を返します。
1143
1144 *タイプ*: 右辺値
1145
1146 #### `is_array`
1147
1148 **非推奨。今後のバージョンのstdlibでは削除されます。[`validate_legacy`](#validate_legacy)を参照してください。**
1149
1150 この関数に渡された変数が配列である場合に`true`を返します。
1151
1152 *タイプ*: 右辺値
1153
1154 #### `is_bool`
1155
1156 **非推奨。今後のバージョンのstdlibでは削除されます。[`validate_legacy`](#validate_legacy)を参照してください。**
1157
1158 この関数に渡された変数がブーリアンである場合に`true`を返します。
1159
1160 *タイプ*: 右辺値
1161
1162 #### `is_domain_name`
1163
1164 **非推奨。今後のバージョンのstdlibでは削除されます。[`validate_legacy`](#validate_legacy)を参照してください。**
1165
1166 この関数に渡された文字列が構文的に正しいドメイン名である場合に`true`を返します。
1167
1168 *タイプ*: 右辺値
1169
1170 #### `is_float`
1171
1172 **非推奨。今後のバージョンのstdlibでは削除されます。[`validate_legacy`](#validate_legacy)を参照してください。**
1173
1174 この関数に渡された変数がフロート型である場合に`true`を返します。
1175
1176 *タイプ*: 右辺値
1177
1178 #### `is_function_available`
1179
1180 **非推奨。今後のバージョンのstdlibでは削除されます。[`validate_legacy`](#validate_legacy)を参照してください。**
1181
1182 文字列を引数として受け入れ、Puppetランタイムがその名前を用いて関数にアクセスできるかどうかを判定します。関数が存在する場合は`true`、存在しない場合は`false`を返します。
1183
1184 *タイプ*: 右辺値
1185
1186 #### `is_hash`
1187
1188 **非推奨。今後のバージョンのstdlibでは削除されます。[`validate_legacy`](#validate_legacy)を参照してください。**
1189
1190 この関数に渡された変数がハッシュである場合に`true`を返します。
1191
1192 *タイプ*: 右辺値
1193
1194 #### `is_integer`
1195
1196 **非推奨。今後のバージョンのstdlibでは削除されます。[`validate_legacy`](#validate_legacy)を参照してください。**
1197
1198 この文字列に返された変数が整数である場合に`true`を返します。
1199
1200 *タイプ*: 右辺値
1201
1202 #### `is_ip_address`
1203
1204 **非推奨。今後のバージョンのstdlibでは削除されます。[`validate_legacy`](#validate_legacy)を参照してください。**
1205
1206 この関数に渡された文字列が有効なIPアドレスである場合に`true`を返します。
1207
1208 *タイプ*: 右辺値
1209
1210 #### `is_ipv6_address`
1211
1212 **非推奨。今後のバージョンのstdlibでは削除されます。[`validate_legacy`](#validate_legacy)を参照してください。**
1213
1214 この関数に渡された文字列が有効なIPv6アドレスである場合に`true`を返します。
1215
1216 *タイプ*: 右辺値
1217
1218 #### `is_ipv4_address`
1219
1220 **非推奨。今後のバージョンのstdlibでは削除されます。[`validate_legacy`](#validate_legacy)を参照してください。**
1221
1222 この関数に渡された文字列が有効なIPv4アドレスである場合に`true`を返します。
1223
1224 *タイプ*: 右辺値
1225
1226 #### `is_mac_address`
1227
1228 この関数に渡された文字列が有効なMACアドレスである場合に`true`を返します。
1229
1230 *タイプ*: 右辺値
1231
1232 #### `is_numeric`
1233
1234 **非推奨。今後のバージョンのstdlibでは削除されます。[`validate_legacy`](#validate_legacy)を参照してください。**
1235
1236 この関数に渡された変数が数字である場合に`true`を返します。
1237
1238 *タイプ*: 右辺値
1239
1240 #### `is_string`
1241
1242 **非推奨。今後のバージョンのstdlibでは削除されます。[`validate_legacy`](#validate_legacy)を参照してください。**
1243
1244 この関数に渡された変数が文字列である場合に`true`を返します。
1245
1246 *タイプ*: 右辺値
1247
1248 #### `join`
1249
1250 区切り文字を用いて、配列を文字列に結合します。たとえば、`join(['a','b','c'], ",")`は"a,b,c"になります。
1251
1252 *タイプ*: 右辺値
1253
1254 #### `join_keys_to_values`
1255
1256 区切り文字を用いて、ハッシュの各キーをそのキーに対応する値と結合し、結果を文字列として返します。 
1257
1258 値が配列の場合は、キーは各要素の前に置かれます。返される値は、平坦化した配列になります。
1259
1260 たとえば、`join_keys_to_values({'a'=>1,'b'=>[2,3]}, " is ")`は["a is 1","b is 2","b is 3"]になります。
1261
1262 *タイプ*: 右辺値
1263
1264 #### `keys`
1265
1266 ハッシュのキーを配列として返します。
1267
1268 *タイプ*: 右辺値
1269
1270 #### `length`
1271
1272 与えられた文字列、配列、ハッシュの長さを返します。廃止された`size()`関数に代わるものです。
1273
1274 *タイプ*: 右辺値
1275
1276 #### `loadyaml`
1277
1278 配列、文字列、ハッシュを含むYAMLファイルをロードし、対応するネイティブデータタイプでデータを返します。
1279
1280 例:
1281
1282 ```puppet
1283 $myhash = loadyaml('/etc/puppet/data/myhash.yaml')
1284 ```
1285
1286 第2のパラメータは、ファイルが見つからなかった場合、または構文解析できなかった場合に返されます。
1287
1288 例:
1289
1290 ```puppet
1291 $myhash = loadyaml('no-file.yaml', {'default'=>'value'})
1292 ```
1293
1294 *タイプ*: 右辺値
1295
1296 #### `loadjson`
1297
1298 配列、文字列、ハッシュを含むJSONファイルをロードし、対応するネイティブデータタイプでデータを返します。
1299
1300 例:
1301
1302 ```puppet
1303 $myhash = loadjson('/etc/puppet/data/myhash.json')
1304 ```
1305
1306 第2のパラメータは、ファイルが見つからなかった場合、または構文解析できなかった場合に返されます。
1307
1308 例:
1309
1310 ```puppet
1311   $myhash = loadjson('no-file.json', {'default'=>'value'})
1312   ```
1313
1314 *タイプ*: 右辺値
1315
1316 #### `load_module_metadata`
1317
1318 ターゲットモジュールのmetadata.jsonをロードします。モジュールのバージョンや、モジュールの動的サポートに関するオーサーシップの判定に使用できます。
1319
1320 ```puppet
1321 $metadata = load_module_metadata('archive')
1322 notify { $metadata['author']: }
1323 ```
1324
1325 モジュールのメタデータファイルが存在しない場合、カタログコンパイルに失敗します。これを避ける方法は、以下のとおりです:
1326
1327 ```
1328 $metadata = load_module_metadata('mysql', true)
1329 if empty($metadata) {
1330   notify { "This module does not have a metadata.json file.": }
1331 }
1332 ```
1333
1334 *タイプ*: 右辺値
1335
1336 #### `lstrip`
1337
1338 文字列の左側のスペースを取り除きます。
1339
1340 *タイプ*: 右辺値
1341
1342 #### `max`
1343
1344 すべての引数の最大値を返します。少なくとも1つの引数が必要です。
1345
1346 引数: 数字または数字を表す文字列。
1347
1348 *タイプ*: 右辺値
1349
1350 #### `member`
1351
1352 変数が配列の構成要素かどうかを判定します。変数には文字列、配列、fixnumが使用できます。
1353
1354 たとえば、`member(['a','b'], 'b')`および`member(['a','b','c'], ['b','c'])`は`true`を返し、`member(['a','b'], 'c')`および`member(['a','b','c'], ['c','d'])`は`false`を返します。
1355
1356 *注*: この関数は、ネスト化した配列には対応していません。最初の引数にネスト化した配列が含まれている場合は、再帰的処理は行われません。
1357
1358 *タイプ*: 右辺値
1359
1360 #### `merge`
1361
1362 2つ以上のハッシュを統合し、その結果得られたハッシュを返します。
1363
1364 *例*:
1365
1366 ```puppet
1367 $hash1 = {'one' => 1, 'two' => 2}
1368 $hash2 = {'two' => 'dos', 'three' => 'tres'}
1369 $merged_hash = merge($hash1, $hash2)
1370 # 得られるハッシュは、以下に相当します:
1371 # $merged_hash =  {'one' => 1, 'two' => 'dos', 'three' => 'tres'}
1372 ```
1373
1374 重複キーが存在する場合は、最右のハッシュのキーが上位になります。
1375
1376 *タイプ*: 右辺値
1377
1378 #### `min`
1379
1380 すべての引数の最小値を返します。少なくとも1つの引数が必要です。
1381
1382 引数: 数字または数字を表す文字列。
1383
1384 *タイプ*: 右辺値
1385
1386 #### `num2bool`
1387
1388 数字または数字の文字列表現を正当なブーリアンに変換します。0または非数字は`false`になります。0より大きい数字は`true`になります。
1389
1390 *タイプ*: 右辺値
1391
1392 #### `parsejson`
1393
1394 JSONの文字列を正確なPuppet構造に変換します(ハッシュ、配列、文字列、整数、またはそれらの組み合わせとして)。
1395
1396 引数:
1397 * 第1の引数として、変換されるJSON文字列。
1398 * オプションで、第2のエラーとして、変換に失敗した場合に返される結果。
1399
1400 *タイプ*: 右辺値
1401
1402 #### `parseyaml`
1403
1404 YAMLの文字列を正確なPuppet構造に変換します。
1405
1406 引数:
1407 * 第1の引数として、変換されるYAML文字列。
1408 * オプションで、第2のエラーとして、変換に失敗した場合に返される結果。
1409
1410 *タイプ*: 右辺値 
1411
1412 #### `pick`
1413
1414 値のリストから、未定義または空文字列ではない最初の値を返します。引数から任意の数字をとり、すべての値が未定義または空の場合はエラーが生じます。
1415
1416 ```puppet
1417 $real_jenkins_version = pick($::jenkins_version, '1.449')
1418 ```
1419
1420 *タイプ*: 右辺値
1421
1422 #### `pick_default`
1423
1424 値のリストにある最初の値を返します。`pick()`関数とは異なり、`pick_default()`は、すべての引数が空の場合も失敗にはなりません。そのため、デフォルトとして空の値を使用できます。
1425
1426 *タイプ*: 右辺値
1427
1428 #### `prefix`
1429
1430 配列のすべての要素、またはハッシュのキーに接頭辞を適用します。
1431
1432 例:
1433
1434 * `prefix(['a','b','c'], 'p')`は['pa','pb','pc']を返します。
1435 * `prefix({'a'=>'b','b'=>'c','c'=>'d'}, 'p')`は{'pa'=>'b','pb'=>'c','pc'=>'d'}を返します。
1436
1437 *タイプ*: 右辺値
1438
1439 #### `pry`
1440
1441 現在のスコープオブジェクトでpryデバッグセッションを起動します。コンパイル中の特定ポイントにおけるマニフェストコードのデバッグに役立ちます。`puppet apply`の実行中またはフォアグラウンドでPuppet masterを実行しているときにのみ使用する必要があります。PuppetのRubyGemsに`pry` gemがインストールされている必要があります。
1442
1443 *例:*
1444
1445 ```puppet
1446 pry()
1447 ```
1448
1449 pryセッションで役立つコマンドは以下のとおりです:
1450
1451 * `catalog`を実行すると、現在カタログをコンパイルしているコンテンツを見られます。
1452 * `cd catalog`および`ls`を実行すると、カタログメソッドおよびインスタンス変数を見られます。
1453 * `@resource_table`を実行すると、現在のカタログリソーステーブルを見られます。
1454
1455 #### `pw_hash`
1456
1457 crypt関数を用いてパスワードをハッシュします。ほとんどのPOSIXシステムで使えるハッシュを提供します。
1458
1459 この関数の最初の引数は、ハッシュするパスワードです。`undef`または空文字列の場合は、この関数により`undef`が返されます。
1460
1461 この関数の第2の引数は、使用するハッシュのタイプです。適切なcrypt(3)ハッシュ指定子に変換されます。有効なハッシュタイプは以下のとおりです:
1462
1463 |ハッシュタイプ            |指定子|
1464 |---------------------|---------|
1465 |MD5                  |1        |
1466 |SHA-256              |5        |
1467 |SHA-512 (推奨)|6        |
1468
1469 この関数の第3の引数は、使用するソルトです。
1470
1471 この関数は、Puppet masterのcrypt(3)実装を使用しています。お使いの環境に複数の異なるオペレーティングシステムが含まれている場合は、この関数を使用する前に、互換性があることを確認してください。
1472
1473 *タイプ*: 右辺値
1474
1475 *注:* この関数はRubyクラスの実装にあたり、UTF8との互換性がない可能性があります。互換性を確保するには、Ruby 2.4.0以降でこの関数を使用してください。
1476
1477 #### `range`
1478
1479 '(start, stop)'の形式で与えられた場合に、領域を配列として外挿します。たとえば、`range("0", "9")`は[0,1,2,3,4,5,6,7,8,9]を返します。ゼロパディングされた文字列は、自動的に整数に変換されます。したがって、`range("00", "09")`は[0,1,2,3,4,5,6,7,8,9]を返します。
1480
1481 非整数文字列を使用できます:
1482
1483 * `range("a", "c")`は["a","b","c"]を返します。
1484 * `range("host01", "host10")`は["host01", "host02", ..., "host09", "host10"]を返します。
1485
1486 末尾のゼロを明示的に含める必要があります。そうでないと、下層のRuby関数が適切に機能しません。
1487
1488 第3の引数を渡すと、生成された領域がその間隔で刻まれます。例:
1489
1490 * `range("0", "9", "2")`は["0","2","4","6","8"]を返します。
1491
1492 *タイプ*: 右辺値
1493
1494 #### `regexpescape`
1495
1496 文字列または文字列の配列を正規表現エスケープします。インプットとして、単一の文字列または配列のいずれかが必要です。
1497
1498 *タイプ*: 右辺値
1499
1500 #### `reject`
1501
1502 配列を検索し、提示された正規表現に一致する要素をすべてリジェクトします。
1503
1504 たとえば、`reject(['aaa','bbb','ccc','aaaddd'], 'aaa')`は['bbb','ccc']を返します。
1505
1506 *タイプ*: 右辺値
1507
1508 #### `reverse`
1509
1510 文字列または配列の順序を逆転します。
1511
1512 *タイプ*: 右辺値
1513
1514 #### `rstrip`
1515
1516 文字列の右側のスペースを取り除きます。
1517
1518 *タイプ*: 右辺値
1519
1520 #### `seeded_rand`
1521
1522 整数の最大値と文字列のシード値を取り、最大値よりも小さい反復可能かつランダムな整数を返します。`fqdn_rand`と同様ですが、シードにノード固有のデータが追加されません。
1523
1524 *タイプ*: 右辺値
1525
1526 #### `shell_escape`
1527
1528 文字列をエスケープし、Bourneシェルコマンドラインで安全に使用できるようにします。得られる文字列はクォートなしで使用する必要があり、ダブルクォートまたはシングルクォートでの使用は意図されていません。この関数は、Rubyの`Shellwords.shellescape()`関数と同様に挙動します。[Rubyドキュメント](http://ruby-doc.org/stdlib-2.3.0/libdoc/shellwords/rdoc/Shellwords.html#method-c-shellescape)を参照してください。
1529
1530 例:
1531
1532 ```puppet
1533 shell_escape('foo b"ar') => 'foo\ b\"ar'
1534 ```
1535
1536 *タイプ*: 右辺値
1537
1538 #### `shell_join`
1539
1540 与えられた文字列の配列からコマンドライン文字列を構築します。各配列アイテムが、Bourneシェルで使用できるようにエスケープされます。その後、すべてのアイテムがまとめられ、間にシングルスペースが配されます。この関数は、Rubyの`Shellwords.shelljoin()`関数と同様に挙動します。[Rubyドキュメント](http://ruby-doc.org/stdlib-2.3.0/libdoc/shellwords/rdoc/Shellwords.html#method-c-shelljoin)を参照してください。
1541
1542 例:
1543
1544 ```puppet
1545 shell_join(['foo bar', 'ba"z']) => 'foo\ bar ba\"z'
1546 ```
1547
1548 *タイプ*: 右辺値
1549
1550 #### `shell_split`
1551
1552 文字列をトークンの配列に分割します。この関数は、Rubyの`Shellwords.shellsplit()`関数と同様に挙動します。[Rubyドキュメント](http://ruby-doc.org/stdlib-2.3.0/libdoc/shellwords/rdoc/Shellwords.html#method-c-shellsplit)を参照してください。
1553
1554 *例:*
1555
1556 ```puppet
1557 shell_split('foo\ bar ba\"z') => ['foo bar', 'ba"z']
1558 ```
1559
1560 *タイプ*: 右辺値
1561
1562 #### `shuffle`
1563
1564 文字列または配列の順序をランダム化します。
1565
1566 *タイプ*: 右辺値
1567
1568 #### `size`
1569
1570 文字列、配列、ハッシュの要素数を返します。この関数は、今後のリリースでは廃止されます。Puppet 4では、`length`関数を使用してください。
1571
1572 *タイプ*: 右辺値
1573
1574 #### `sort`
1575
1576 文字列と配列を語彙的に分類します。
1577
1578 *タイプ*: 右辺値
1579
1580 *注:* この関数はRubyクラスの実装にあたり、UTF8との互換性がない可能性があります。互換性を確保するには、Ruby 2.4.0以降でこの関数を使用してください。
1581
1582 #### `squeeze`
1583
1584 文字列内の連続した繰り返し('aaaa'など)を単一文字に置き換え、新たな文字列を返します。
1585
1586 *タイプ*: 右辺値
1587
1588 #### `str2bool`
1589
1590 特定の文字列をブーリアンに変換します。値'1'、'true'、't'、'y'、'yes'を含む文字列は`true`に変換されます。値'0'、'false'、'f'、'n'、'no'を含む文字列、および空文字列または未定義文字列は`false`に変換されます。その他の値の場合、エラーが生じます。このチェックでは、大文字と小文字は区別されません。
1591
1592 *タイプ*: 右辺値
1593
1594 #### `str2saltedsha512`
1595
1596 OS Xバージョン10.7以上で使用されるソルト付きSHA512パスワードハッシュに文字列を変換します。hexバージョンのソルト付きSHA512パスワードハッシュを返します。これは、有効なパスワード属性としてPuppetマニフェストに挿入することができます。
1597
1598 *タイプ*: 右辺値
1599
1600 *注:* この関数はRubyクラスの実装にあたり、UTF8との互換性がない可能性があります。互換性を確保するには、Ruby 2.4.0以降でこの関数を使用してください。
1601
1602 #### `strftime`
1603
1604 フォーマットされた時刻を返します。
1605
1606 たとえば、`strftime("%s")`はUnixエポックからの経過時間を返し、`strftime("%Y-%m-%d")`は日付を返します。
1607
1608 引数: `strftime`フォーマットで時間を指定する文字列。詳細については、Ruby [strftime](https://ruby-doc.org/core-2.1.9/Time.html#method-i-strftime)ドキュメントを参照してください。
1609
1610 *タイプ*: 右辺値
1611
1612 *注:* この関数はRubyクラスの実装にあたり、UTF8との互換性がない可能性があります。互換性を確保するには、Ruby 2.4.0以降でこの関数を使用してください。
1613
1614 *フォーマット:*
1615
1616 * `%a`: 曜日の名称の短縮形('Sun')
1617 * `%A`: 曜日の完全な名称('Sunday')
1618 * `%b`: 月の名称の短縮形('Jan')
1619 * `%B`: 月の完全な名称('January')
1620 * `%c`: 推奨される地域の日付および時刻の表現
1621 * `%C`: 世紀(2009年であれば20)
1622 * `%d`: その月の日(01..31)
1623 * `%D`: 日付(%m/%d/%y)
1624 * `%e`: その月の日、1桁の場合は半角空白で埋める( 1..31)
1625 * `%F`: %Y-%m-%d(ISO 8601の日付フォーマット)と同等
1626 * `%h`: %bと同等
1627 * `%H`: 24時間制の時(00..23)
1628 * `%I`: 12時間制の時(01..12)
1629 * `%j`: 年中の通算日(001..366)
1630 * `%k`: 24時間制の時、1桁の場合は半角空白で埋める( 0..23)
1631 * `%l`: 12時間制の時、1桁の場合は半角空白で埋める( 0..12)
1632 * `%L`: ミリ秒(000..999)
1633 * `%m`: その年の月(01..12)
1634 * `%M`: 分(00..59)
1635 * `%n`: 改行(\n)
1636 * `%N`: 秒の小数点以下の桁、デフォルトは9桁(ナノ秒)
1637   * `%3N`: ミリ秒(3桁)
1638   * `%6N`: マイクロ秒(6桁)
1639   * `%9N`: ナノ秒(9桁)
1640 * `%p`: 午前または午後('AM'または'PM')
1641 * `%P`: 午前または午後('am'または'pm')
1642 * `%r`: 12時間制の時刻(%I:%M:%S %pと同等)
1643 * `%R`: 24時間制の時刻(%H:%M)
1644 * `%s`: Unixエポック、1970-01-01 00:00:00 UTCからの経過秒
1645 * `%S`: 秒(00..60)
1646 * `%t`: タブ文字(   )
1647 * `%T`: 24時間制の時刻(%H:%M:%S)
1648 * `%u`: 月曜日を1とした、曜日の数値表現(1..7)
1649 * `%U`: 最初の日曜日を第1週の始まりとした、現在の週を表す数(00..53)
1650 * `%v`: VMS形式の日付(%e-%b-%Y)
1651 * `%V`: ISO 8601形式の暦週(01..53)
1652 * `%W`: 最初の月曜日を第1週の始まりとした、現在の週を表す数(00..53)
1653 * `%w`: 曜日(日曜が0、0..6)
1654 * `%x`: 推奨される日付のみの表現、時刻はなし
1655 * `%X`: 推奨される時刻のみの表現、日付はなし
1656 * `%y`: 世紀なしの年(00..99)
1657 * `%Y`: 世紀ありの年
1658 * `%z`: タイムゾーン、UTCからのオフセット(+0900など)
1659 * `%Z`: タイムゾーンの名称
1660 * `%%`: '%'文字
1661
1662 #### `strip`
1663
1664 1つの文字列、または配列内のすべての文字列から、冒頭および末尾の空白を削除します。たとえば、`strip("    aaa   ")`は"aaa"になります。
1665
1666 *タイプ*: 右辺値
1667
1668 #### `suffix`
1669
1670 配列のすべての要素、またはハッシュのすべてのキーに接尾辞を適用します。
1671
1672 例:
1673
1674 * `suffix(['a','b','c'], 'p')`は['ap','bp','cp']を返します。
1675 * `suffix({'a'=>'b','b'=>'c','c'=>'d'}, 'p')`は{'ap'=>'b','bp'=>'c','cp'=>'d'}を返します。
1676
1677 *タイプ*: 右辺値
1678
1679 #### `swapcase`
1680
1681 文字列の現在の大文字と小文字を入れ替えます。たとえば、`swapcase("aBcD")`は"AbCd"になります。
1682
1683 *タイプ*: 右辺値
1684
1685 *注:* この関数はRubyクラスの実装にあたり、UTF8との互換性がない可能性があります。互換性を確保するには、Ruby 2.4.0以降でこの関数を使用してください。
1686
1687 #### `time`
1688
1689 現在のUnixエポック時刻を整数として返します。
1690
1691 たとえば、`time()`は'1311972653'などを返します。
1692
1693 *タイプ*: 右辺値
1694
1695 #### `to_bytes`
1696
1697 引数をバイトに変換します。
1698
1699 たとえば、"4 kB"は"4096"になります。 
1700
1701 引数: 単一の文字列。
1702
1703 *タイプ*: 右辺値
1704
1705 #### `try_get_value`
1706
1707 **非推奨:** `dig()`に置き換えられました。
1708
1709 ハッシュおよび配列の複数レイヤー内の値を取得します。
1710
1711 引数: 
1712
1713 * 第1の引数として、パスを含む文字列。この引数は、ゼロではじまり、パス区切り文字(デフォルトは"/")で区切ったハッシュキーまたは配列インデックスの文字列として提示してください。この関数は各パスコンポーネントにより構造内を移動し、パスの最後で値を返すよう試みます。
1714
1715 *デフォルトの第2の引数。パスが正しくない場合や、値が見つからない場合、その他のエラーが生じた場合は、この引数が返されます。
1716 * 最後の引数として、パス区切り文字。
1717
1718 ```ruby
1719 $data = {
1720   'a' => {
1721     'b' => [
1722       'b1',
1723       'b2',
1724       'b3',
1725     ]
1726   }
1727 }
1728
1729 $value = try_get_value($data, 'a/b/2')
1730 # $value = 'b3'
1731
1732 # 可能なすべてのオプションを使用
1733 $value = try_get_value($data, 'a/b/2', 'not_found', '/')
1734 # $value = 'b3'
1735
1736 # デフォルト値を使用
1737 $value = try_get_value($data, 'a/b/c/d', 'not_found')
1738 # $value = 'not_found'
1739
1740 # カスタム区切りを使用
1741 $value = try_get_value($data, 'a|b', [], '|')
1742 # $value = ['b1','b2','b3']
1743 ```
1744
1745 1. **$data** 取り扱うデータ構造。
1746 2. **'a/b/2'** パス文字列。
1747 3. **'not_found'** デフォルト値。何も見つからない場合に返されます。
1748    (オプション、デフォルトは`undef`)
1749 4. **'/'** パス区切り文字。
1750    (オプション、デフォルトは*'/'*)
1751
1752 *タイプ*: 右辺値
1753
1754 #### `type3x`
1755
1756 **非推奨**。この関数は、今後のリリースで廃止されます。 
1757
1758 与えられた値のタイプを説明する文字列を返します。タイプとしては、文字列、配列、ハッシュ、フロート、整数、ブーリアンが可能です。Puppet 4では、この代わりに新しいタイプシステムを使用してください。
1759
1760 引数:
1761
1762 * 文字列
1763 * 配列
1764 * ハッシュ
1765 * フロート
1766 * 整数
1767 * ブーリアン
1768
1769 *タイプ*: 右辺値
1770
1771 #### `type_of`
1772
1773 この関数は下位互換性を得るために提供されていますが、Puppetで提供されている内蔵の[type()関数](https://docs.puppet.com/puppet/latest/reference/function.html#type)の使用を推奨します。
1774
1775 与えられた値のリテラル型を返します。Puppet 4が必要です。`if type_of($some_value) <= Array[String] { ... }`のように(これは`if $some_value =~ Array[String] { ... }`に相当します)、`<=`を用いたタイプの比較に役立ちます。
1776
1777 *タイプ*: 右辺値
1778
1779 #### `union`
1780
1781 2つ以上の配列を重複なしで結合したものを返します。
1782
1783 たとえば、`union(["a","b","c"],["b","c","d"])`は["a","b","c","d"]を返します。
1784
1785 *タイプ*: 右辺値
1786
1787 #### `unique`
1788
1789 文字列および配列から重複を削除します。
1790
1791 たとえば、`unique("aabbcc")`は'abc'を、`unique(["a","a","b","b","c","c"])`は["a","b","c"]を返します。
1792
1793 *タイプ*: 右辺値
1794
1795 #### `unix2dos`
1796
1797 与えられた文字列のDOSバージョンを返します。クロスプラットフォームテンプレートでファイルリソースを使用する場合に役立ちます。
1798
1799 *タイプ*: 右辺値
1800
1801 ```puppet
1802 file{$config_file:
1803   ensure  => file,
1804   content => unix2dos(template('my_module/settings.conf.erb')),
1805 }
1806 ```
1807
1808 [dos2unix](#dos2unix)も参照してください。
1809
1810 #### `upcase`
1811
1812 オブジェクト、配列、オブジェクトのハッシュを大文字に変換します。変換されるオブジェクトは、大文字化に対応するものでなければなりません。
1813
1814 たとえば、`upcase('abcd')`は'ABCD'を返します。
1815
1816 *タイプ*: 右辺値
1817
1818 *注:* この関数はRubyクラスの実装にあたり、UTF8との互換性がない可能性があります。互換性を確保するには、Ruby 2.4.0以降でこの関数を使用してください。
1819
1820 #### `uriescape`
1821
1822 文字列または文字列の配列をURLエンコードします。 
1823
1824 引数: 単一の文字列または文字列の配列。
1825
1826 *タイプ*: 右辺値
1827
1828 *注:* この関数はRubyクラスの実装にあたり、UTF8との互換性がない可能性があります。互換性を確保するには、Ruby 2.4.0以降でこの関数を使用してください。
1829
1830 #### `validate_absolute_path`
1831
1832 ファイルシステムの絶対パスを表す任意の文字列の有効性を確認します。WindowsおよびUnix形式のパスで機能します。
1833
1834 以下の値が渡されます:
1835
1836 ```puppet
1837 $my_path = 'C:/Program Files (x86)/Puppet Labs/Puppet'
1838 validate_absolute_path($my_path)
1839 $my_path2 = '/var/lib/puppet'
1840 validate_absolute_path($my_path2)
1841 $my_path3 = ['C:/Program Files (x86)/Puppet Labs/Puppet','C:/Program Files/Puppet Labs/Puppet']
1842 validate_absolute_path($my_path3)
1843 $my_path4 = ['/var/lib/puppet','/usr/share/puppet']
1844 validate_absolute_path($my_path4)
1845 ```
1846
1847 以下の値は失敗になり、コンパイルが中止されます:
1848
1849 ```puppet
1850 validate_absolute_path(true)
1851 validate_absolute_path('../var/lib/puppet')
1852 validate_absolute_path('var/lib/puppet')
1853 validate_absolute_path([ 'var/lib/puppet', '/var/foo' ])
1854 validate_absolute_path([ '/var/lib/puppet', 'var/foo' ])
1855 $undefined = `undef`
1856 validate_absolute_path($undefined)
1857 ```
1858
1859 *タイプ*: ステートメント
1860
1861 #### `validate_array`
1862
1863 **非推奨。今後のバージョンのstdlibでは削除されます。[`validate_legacy`](#validate_legacy)を参照してください。**
1864
1865 渡されたすべての値が配列データ構造であることを確認します。このチェックで不合格となった値がある場合は、カタログコンパイルが中止されます。
1866
1867 以下の値が渡されます:
1868
1869 ```puppet
1870 $my_array = [ 'one', 'two' ]
1871 validate_array($my_array)
1872 ```
1873
1874 以下の値は失敗になり、コンパイルが中止されます:
1875
1876 ```puppet
1877 validate_array(true)
1878 validate_array('some_string')
1879 $undefined = `undef`
1880 validate_array($undefined)
1881 ```
1882
1883 *タイプ*: ステートメント
1884
1885 #### `validate_augeas`
1886
1887 Augeasレンズを用いて文字列を確認します。
1888
1889 引数:
1890
1891 * 第1の引数として、テストする文字列。
1892 * 第2の引数として、使用するAugeasレンズの名前。
1893 * オプションの第3の文字列として、ファイル内で見つかるべき**ではない**パスのリスト。
1894 * オプションの第4の引数として、ユーザに表示するエラーメッセージ。
1895
1896 Augeasがレンズによる文字列の構文解析に失敗した場合は、構文エラーによりコンパイルが中止されます。 
1897
1898 `$file`変数は、Augeasツリーでテストされる一時ファイルのロケーションを示します。
1899
1900 たとえば、$passwdcontentにユーザの`foo`が含まれないようにするには、第3の引数を以下のようにします:
1901
1902 ```puppet
1903 validate_augeas($passwdcontent, 'Passwd.lns', ['$file/foo'])
1904 ```
1905
1906 エラーメッセージを生成して表示するには、第4の引数を以下のようにします:
1907
1908 ```puppet
1909 validate_augeas($sudoerscontent, 'Sudoers.lns', [], 'Failed to validate sudoers content with Augeas')
1910 ```
1911
1912 *タイプ*: ステートメント
1913
1914 #### `validate_bool`
1915
1916 **非推奨。今後のバージョンのstdlibでは削除されます。[`validate_legacy`](#validate_legacy)を参照してください。**
1917
1918 渡されたすべての値が`true`または`false`のいずれかであることを確認します。 
1919 このチェックで不合格となった値がある場合は、カタログコンパイルが中止されます。
1920
1921 以下の値が渡されます:
1922
1923 ```puppet
1924 $iamtrue = true
1925 validate_bool(true)
1926 validate_bool(true, true, false, $iamtrue)
1927 ```
1928
1929 以下の値は失敗になり、コンパイルが中止されます:
1930
1931 ```puppet
1932 $some_array = [ true ]
1933 validate_bool("false")
1934 validate_bool("true")
1935 validate_bool($some_array)
1936 ```
1937
1938 *タイプ*: ステートメント
1939
1940 #### `validate_cmd`
1941
1942 外部コマンドにより文字列を確認します。
1943
1944 引数:
1945 * 第1の引数として、テストする文字列。
1946 * 第2の引数として、テストコマンドのパス。この引数は、ファイルパスのプレースホルダ―として%をとります(%プレースホルダーが与えられていない場合、デフォルトはコマンド末尾)。パスした文字列を含む一時ファイルに対してコマンドが起動した場合や、ゼロではない値が返された場合は、構文エラーによりコンパイルが中止されます。
1947 * オプションの第3の引数として、ユーザに表示するエラーメッセージ。
1948
1949 ```puppet
1950 # デフォルトのパス末尾
1951 validate_cmd($sudoerscontent, '/usr/sbin/visudo -c -f', 'Visudo failed to validate sudoers content')
1952 ```
1953
1954 ```puppet
1955 # ファイルロケーションとして%を使用
1956 validate_cmd($haproxycontent, '/usr/sbin/haproxy -f % -c', 'Haproxy failed to validate config content')
1957 ```
1958
1959 *タイプ*: ステートメント
1960
1961 #### `validate_hash`
1962
1963 **非推奨。今後のバージョンのstdlibでは削除されます。[`validate_legacy`](#validate_legacy)を参照してください。**
1964
1965 渡されたすべての値がハッシュデータ構造であることを確認します。このチェックで不合格となった値がある場合は、カタログコンパイルが中止されます。
1966
1967 以下の値が渡されます:
1968
1969 ```puppet
1970 $my_hash = { 'one' => 'two' }
1971 validate_hash($my_hash)
1972 ```
1973
1974 以下の値は失敗になり、コンパイルが中止されます:
1975
1976 ```puppet
1977 validate_hash(true)
1978 validate_hash('some_string')
1979 $undefined = `undef`
1980 validate_hash($undefined)
1981 ```
1982
1983 *タイプ*: ステートメント
1984
1985 #### `validate_integer`
1986
1987 **非推奨。今後のバージョンのstdlibでは削除されます。[`validate_legacy`](#validate_legacy)を参照してください。**
1988
1989 整数または整数の配列を確認します。いずれかがチェックで不合格になった場合には、カタログコンパイルが中止されます。
1990
1991 引数:
1992
1993 * 第1の引数として、整数または整数の配列。
1994 * オプションの第2の引数として、最大値。第1の引数(のすべての要素)は、この最大値以下でなければなりません。
1995 * オプションの第3の引数として、最小値。第1の引数(のすべての要素)は、この最小値以上でなければなりません。 
1996
1997 第1の引数が整数または整数の配列でない場合や、第2または第3の引数が整数に変換できない場合は、この関数は失敗になります。ただし、最小値が与えられている場合は(この場合に限られます)、第2の引数を空文字列または`undef`にすることが可能です。これは、最小チェックを確実に行うためのプレースホルダーとして機能します。
1998
1999 以下の値が渡されます:
2000
2001 ```puppet
2002 validate_integer(1)
2003 validate_integer(1, 2)
2004 validate_integer(1, 1)
2005 validate_integer(1, 2, 0)
2006 validate_integer(2, 2, 2)
2007 validate_integer(2, '', 0)
2008 validate_integer(2, `undef`, 0)
2009 $foo = `undef`
2010 validate_integer(2, $foo, 0)
2011 validate_integer([1,2,3,4,5], 6)
2012 validate_integer([1,2,3,4,5], 6, 0)
2013 ```
2014
2015 * 加えて、上述のすべて。ただし、文字列として渡された値を任意に組み合わせたもの('1'または"1")。
2016 * 加えて、上述のすべて。ただし、負の整数値を(適切に)組み合わせたもの。
2017
2018 以下の値は失敗になり、コンパイルが中止されます:
2019
2020 ```puppet
2021 validate_integer(true)
2022 validate_integer(false)
2023 validate_integer(7.0)
2024 validate_integer({ 1 => 2 })
2025 $foo = `undef`
2026 validate_integer($foo)
2027 validate_integer($foobaridontexist)
2028
2029 validate_integer(1, 0)
2030 validate_integer(1, true)
2031 validate_integer(1, '')
2032 validate_integer(1, `undef`)
2033 validate_integer(1, , 0)
2034 validate_integer(1, 2, 3)
2035 validate_integer(1, 3, 2)
2036 validate_integer(1, 3, true)
2037 ```
2038
2039 * 加えて、上述のすべて。ただし、文字列として渡された値を任意に組み合わせたもの (`false`、または"false")。
2040 * 加えて、上述のすべて。ただし、負の整数値を不適切に組み合わせたもの。
2041 * 加えて、上述のすべて。ただし、配列内の非整数アイテムまたは最大/最小引数を用いたもの。
2042
2043 *タイプ*: ステートメント
2044
2045 #### `validate_ip_address`
2046
2047 **非推奨。今後のバージョンのstdlibでは削除されます。[`validate_legacy`](#validate_legacy)を参照してください。**
2048
2049 IPv4アドレスかIPv6アドレスかにかかわらず、引数がIPアドレスであることを確認します。また、ネットマスクによりIPアドレスを確認します。 
2050
2051 引数: IPアドレスを指定する文字列。
2052
2053 以下の値が渡されます:
2054
2055 ```puppet
2056 validate_ip_address('0.0.0.0')
2057 validate_ip_address('8.8.8.8')
2058 validate_ip_address('127.0.0.1')
2059 validate_ip_address('194.232.104.150')
2060 validate_ip_address('3ffe:0505:0002::')
2061 validate_ip_address('::1/64')
2062 validate_ip_address('fe80::a00:27ff:fe94:44d6/64')
2063 validate_ip_address('8.8.8.8/32')
2064 ```
2065
2066 以下の値は失敗になり、コンパイルが中止されます:
2067
2068 ```puppet
2069 validate_ip_address(1)
2070 validate_ip_address(true)
2071 validate_ip_address(0.0.0.256)
2072 validate_ip_address('::1', {})
2073 validate_ip_address('0.0.0.0.0')
2074 validate_ip_address('3.3.3')
2075 validate_ip_address('23.43.9.22/64')
2076 validate_ip_address('260.2.32.43')
2077 ```
2078
2079
2080 #### `validate_legacy`
2081
2082 指定したタイプおよび非推奨の確認関数の両方に照らして値を確認します。両方にパスした場合はそのままパスし、片方の確認のみにパスした場合はエラーが生じ、両方の確認でfalseが返された場合は失敗になります。
2083
2084 引数:
2085
2086 * 値のチェックに用いるタイプ。
2087 * 過去の確認関数のフルネーム。
2088 * チェックする値。
2089 * 過去の確認関数に必要な引数の不特定数。
2090
2091 例:
2092
2093 ```puppet
2094 validate_legacy("Optional[String]", "validate_re", "Value to be validated", ["."])
2095 ```
2096
2097 この関数は、Puppet 3形式の引数確認(stdlibの`validate_*`関数を使用)からPuppet 4データタイプへのモジュールのアップデートに対応しており、Puppet 3形式の確認に頼っている場合も機能性が中断することはありません。
2098
2099 > 注: この関数は、Puppet 4.4.0 (PE 2016.1)以降にのみ対応しています。
2100
2101 ##### モジュールユーザへ
2102
2103 Puppet 4を使用している場合、`validate_legacy`関数を使えば、非推奨のPuppet 3の`validate_*`関数を探し、分離することができます。これらの関数は、stdlibバージョン4.13時点で非推奨になっており、今後のstdlibバージョンでは削除されます。
2104
2105 Puppet 4では、[データタイプ](https://docs.puppet.com/puppet/latest/reference/lang_data.html)を用いた改良版の定義タイプチェックが可能です。データタイプでは、Puppet 3の`validate_*`関数で見られた、矛盾につながるいくつかの問題を回避できます。たとえば、[validate_numeric](#validate_numeric)では、数字だけでなく、数字の配列や数字のように見える文字列も意図せず許可されていました。
2106
2107 Puppet 4とともに、非推奨の `validate_*`関数を用いたモジュールを使用している場合は、非推奨メッセージが表示されることがあります。`validate_legacy`関数を使えば、そうした差異を可視化し、より明快なPuppet 4構文に簡単に移行することができます。
2108
2109 表示される非推奨メッセージは、使用しているモジュールやデータによって異なることがあります。以下の非推奨メッセージは、Puppet 4でのみデフォルトで表示されます:
2110
2111 * `Notice: Accepting previously invalid value for target type '<type>'`: このメッセージは、情報提供の目的のみで表示されるものです。使用している値は、新形式で許可されていますが、旧確認関数では無効となります。
2112 * `Warning: This method is deprecated, please use the stdlib validate_legacy function`: モジュールがまだ`validate_legacy`にアップグレードされていません。[deprecation](#deprecation)オプションを使用してさしあたり警告を解除するか、モジュールの開発者によりフィックスを提出してください。この問題の解決方法については、以下の[モジュール開発者へ](#モジュール開発者へ)を参照してください。
2113 * `Warning: validate_legacy(<function>) expected <type> value, got <actual type>_`: コードが渡す値は、Puppet 3形式の確認では認められますが、次バージョンのモジュールでは認められません。ほとんどの場合、数字またはブーリアンからクォートを削除すれば、この問題を解決することができます。
2114 * `Error: Evaluation Error: Error while evaluating a Resource Statement, Evaluation Error: Error while evaluating a Function Call, validate_legacy(<function>) expected <type> value, got <actual type>`: コードの渡す値は、新形式の確認でも旧形式の確認でも認められません。
2115
2116 ##### モジュール開発者へ
2117
2118 `validate_legacy`関数は、モジュールユーザの使用している機能を中断させずに、 Puppet 3形式の確認からPuppet 4形式の確認に移行するのに役立ちます。
2119
2120 Puppet 4形式の確認に移行すれば、[データタイプ](https://docs.puppet.com/puppet/latest/reference/lang_data.html)を用いた、より明確な定義タイプチェックが可能になります。Puppet 3の`validate_*` 関数の多くは、確認という点で驚くほど多くの穴があります。たとえば、[validate_numeric](#validate_numeric)では、細部をコントロールできないため、数字だけでなく、数字の配列や数字のように見える文字列も許可されます。 
2121
2122 クラスおよび定義タイプの各パラメータについて、使用する新しいPuppet 4データタイプを選択してください。たいていの場合、新しいデータタイプにより、元の`validate_*`関数とは異なる値のセットを使用できるようになります。以下のような状況になります:
2123
2124 |              | `validate_` pass | `validate_` fail |
2125 | ------------ | ---------------- | ---------------- |
2126 | マッチタイプ | パス             | パス、通告     |
2127 | 失敗タイプ   | パス、非推奨 | 失敗             |
2128
2129 現在のところ、確認後のコードでも、すべての可能な値に対処する必要がありますが、新形式にマッチする値のみを渡すように、コードのユーザがマニフェストを変更することができます。
2130
2131 stdlibの`validate_*`関数それぞれについて、マッチする`Stdlib::Compat::*`タイプがあり、適切な値のセットが許可されます。注意事項については、stdlibソースコードの `types/`ディレクトリにあるドキュメントを参照してください。
2132
2133 たとえば、数字のみが許可されるクラスを与えると、以下のようになります:
2134
2135 ```puppet
2136 class example($value) {
2137   validate_numeric($value)
2138 ```
2139
2140 得られる確認コードは、以下のようになります:
2141
2142 ```puppet
2143 class example(
2144   Variant[Stdlib::Compat::Numeric, Numeric] $value
2145 ) {
2146   validate_legacy(Numeric, 'validate_numeric', $value)
2147 ```
2148
2149 ここでは、`$value`のタイプが`Variant[Stdlib::Compat::Numeric, Numeric]`と定義されています。これにより、任意の`Numeric` (新形式)のほか、`validate_numeric`で(`Stdlib::Compat::Numeric`を通じて)これまで許可されていたすべての値を使用できます。
2150
2151 `validate_legacy`を呼び出すと、適切なログまたは失敗メッセージのトリガーが処理されます。これには、新形式、以前の確認関数の名称、およびその関数のすべての引数が必要です。
2152
2153 お使いのモジュールがまだPuppet 3をサポートしている場合は、これは互換性を破る変更になります。`metadata.json`要件セクションをアップデートしてモジュールがもうPuppet 3をサポートしていないことを示し、モジュールのメジャーバージョンを放棄してください。この変更を加えても、モジュールに関する既存のすべてのテストにパスするはずです。新たに可能になった値について、追加のテストを作成してください。
2154
2155 これは互換性を破る変更であることから、取り除きたいすべてのパラメータについて [`deprecation`](#deprecation)をコールしたり、パラメータにさらなる制約を追加したりする良い機会でもあります。
2156
2157 このバージョンのリリース後、互換性を破る変更を加えた別のリリースを公開し、すべての互換性タイプおよび `validate_legacy`のコールを削除することができます。その時点で、コードを実行し、過去に可能だった値に関する残余要素を取り除くこともできます。
2158
2159 そうした変更については、必ずCHANGELOGおよびREADMEで通告してください。
2160
2161 #### `validate_numeric`
2162
2163 **非推奨。今後のバージョンのstdlibでは削除されます。[`validate_legacy`](#validate_legacy)を参照してください。**
2164
2165 数値または数値の配列や文字列を確認します。いずれかがチェックに失敗した場合には、カタログコンパイルが中止されます。
2166
2167 引数:
2168
2169 * 数値、または数値の配列か文字列。
2170 * オプションで、最大値。第1の引数(のすべての要素) は、この最大値以下でなければなりません。
2171 * オプションで、最小値。第1の引数(のすべての要素)は、この最小値以上でなければなりません。
2172
2173 第1の引数が数値(整数またはフロート)または数値の配列が文字列でない場合や、第2および第3の引数が数値に変換できない場合は、この関数は失敗になります。最小値が与えられている場合は(この場合に限られます)、第2の引数を空文字列または`undef`にすることが可能です。これは、最小チェックを確実に行うためのプレースホルダーとして機能します。
2174
2175 パスおよび失敗の使用については、[`validate_integer`](#validate-integer)を参照してください。同じ値がパスおよび失敗します。ただし、`validate_numeric`では、浮動小数点値も許可されます。
2176
2177 *タイプ*: ステートメント
2178
2179 #### `validate_re`
2180
2181 **非推奨。今後のバージョンのstdlibでは削除されます。[`validate_legacy`](#validate_legacy)を参照してください。**
2182
2183 1つまたは複数の正規表現に照らして、文字列の簡単な確認を行います。
2184
2185 引数:
2186
2187 * 第1の引数として、テストする文字列。この引数が文字列でない場合、コンパイルが中止されます。クォートを用いて強制的に文字列化してください。
2188 * 第2の引数として、文字列化した正規表現(区切り文字//なし)または正規表現の配列。
2189 * オプションの第3の引数として、ユーザに表示するエラーメッセージ。
2190
2191 第2の引数の正規表現が第1の引数で渡した文字列にマッチしない場合は、構文エラーによりコンパイルが中止されます。
2192
2193 以下の文字列により、正規表現に照らして確認が行われます:
2194
2195 ```puppet
2196 validate_re('one', '^one$')
2197 validate_re('one', [ '^one', '^two' ])
2198 ```
2199
2200 以下の文字列では、確認に失敗し、コンパイルが中止されます:
2201
2202 ```puppet
2203 validate_re('one', [ '^two', '^three' ])
2204 ```
2205
2206 エラーメッセージの設定方法:
2207
2208 ```puppet
2209 validate_re($::puppetversion, '^2.7', 'The $puppetversion fact value does not match 2.7')
2210 ```
2211
2212 強制的に文字列化するには、クォートを使用してください:
2213
2214   ```
2215   validate_re("${::operatingsystemmajrelease}", '^[57]$')
2216   ```
2217
2218 *タイプ*: ステートメント
2219
2220 #### `validate_slength`
2221
2222 **非推奨。今後のバージョンのstdlibでは削除されます。[`validate_legacy`](#validate_legacy)を参照してください。**
2223
2224 文字列(または文字列の配列)が指定した長さ以下であることを確認します。
2225
2226 引数:
2227
2228 * 第1の引数として、文字列または文字列の配列。
2229 * 第2の引数として、長さの最大値を示す数値。
2230 * オプションの第3の引数として、長さの最小値を示す数値。
2231
2232   以下の値が渡されます:
2233
2234 ```puppet
2235 validate_slength("discombobulate",17)
2236 validate_slength(["discombobulate","moo"],17)
2237 validate_slength(["discombobulate","moo"],17,3)
2238 ```
2239
2240 以下の値は失敗になります:
2241
2242 ```puppet
2243 validate_slength("discombobulate",1)
2244 validate_slength(["discombobulate","thermometer"],5)
2245 validate_slength(["discombobulate","moo"],17,10)
2246 ```
2247
2248 *タイプ*: ステートメント
2249
2250 #### `validate_string`
2251
2252 **非推奨。今後のバージョンのstdlibでは削除されます。[`validate_legacy`](#validate_legacy)を参照してください。**
2253
2254 渡したすべての値が文字列データ構造であることを確認します。このチェックに失敗した値がある場合は、カタログコンパイルが中止されます。
2255
2256 以下の値が渡されます:
2257
2258 ```puppet
2259 $my_string = "one two"
2260 validate_string($my_string, 'three')
2261 ```
2262
2263 以下の値は失敗になり、コンパイルが中止されます:
2264
2265 ```puppet
2266 validate_string(true)
2267 validate_string([ 'some', 'array' ])
2268 ```
2269
2270 *注:* validate_string(`undef`)は、このバージョンの関数APIでは失敗しません。
2271
2272 代わりに、以下を使用してください:
2273
2274   ```
2275   if $var == `undef` {
2276     fail('...')
2277   }
2278   ```
2279
2280 *タイプ*: ステートメント
2281
2282 #### `validate_x509_rsa_key_pair`
2283
2284 OpenSSLにより、PEMフォーマットされたX.509認証およびプライベートキーを確認します。
2285 認証の署名が提供されたキーから作成されたものであることを確認します。
2286
2287 このチェックに失敗した値がある場合は、カタログコンパイルが中止されます。
2288
2289 引数:
2290
2291 * 第1の引数として、X.509認証。
2292 * 第2の引数として、RSAプライベートキー。
2293
2294 ```puppet
2295 validate_x509_rsa_key_pair($cert, $key)
2296 ```
2297
2298 *タイプ*: ステートメント
2299
2300 #### `values`
2301
2302 与えられたハッシュの値を返します。
2303
2304 たとえば、`$hash = {'a'=1, 'b'=2, 'c'=3} values($hash)`を与えると、[1,2,3]を返します。
2305
2306 *タイプ*: 右辺値
2307
2308 #### `values_at`
2309
2310 ロケーションをもとに、配列内の値を探します。
2311
2312 引数:
2313
2314 * 第1の引数として、解析したい配列。
2315 * 第2の引数として、以下の値の任意の組み合わせ:
2316   * 単一の数値インデックス。
2317   * 'start-stop'の形式での範囲(4-9など)。
2318   * 上記を組み合わせた配列。
2319
2320 例:
2321
2322 * `values_at(['a','b','c'], 2)`は['c']を返します。
2323 * `values_at(['a','b','c'], ["0-1"])`は['a','b']を返します。
2324 * `values_at(['a','b','c','d','e'], [0, "2-3"])`は['a','c','d']を返します。
2325
2326 *タイプ*: 右辺値
2327
2328 #### `zip`
2329
2330 与えられた第1の配列から1つの要素をとり、与えられた第2の配列の対応する要素と結合します。これにより、n-要素配列のシーケンスが生成されます。*n*は、引数の数より1大きくなります。たとえば、`zip(['1','2','3'],['4','5','6'])`は["1", "4"], ["2", "5"], ["3", "6"]を返します。*タイプ*: 右辺値。
2331
2332 ## 制約
2333
2334 Puppet Enterprise 3.7では、stdlibモジュールがPEに含まれていません。PEユーザは、Puppetと互換性のあるstdlibの最新リリースをインストールする必要があります。
2335
2336 ### バージョン互換性
2337
2338 バージョン | Puppet 2.6 | Puppet 2.7 | Puppet 3.x | Puppet 4.x |
2339 :---------------|:-----:|:---:|:---:|:----:
2340 **stdlib 2.x**  | **あり** | **あり** | なし | なし
2341 **stdlib 3.x**  | なし    | **あり**  | **あり** | なし
2342 **stdlib 4.x**  | なし    | **あり**  | **あり** | なし
2343 **stdlib 4.6+**  | なし    | **あり**  | **あり** | **あり**
2344 **stdlib 5.x**  | なし    | なし  | **あり**  | **あり**
2345
2346 **stdlib 5.x**:  stdlib 5.xのリリース時には、Puppet 2.7.xのサポートが廃止されます。[この説明](https://github.com/puppetlabs/puppetlabs-stdlib/pull/176#issuecomment-30251414)を参照してください。
2347
2348 ## 開発
2349
2350 Puppet ForgeのPuppet Labsモジュールはオープンプロジェクトで、良い状態に保つためには、コミュニティの貢献が必要不可欠です。Puppetが役に立つはずでありながら、私たちがアクセスできないプラットフォームやハードウェア、ソフトウェア、デプロイ構成は無数にあります。私たちの目標は、できる限り簡単に変更に貢献し、みなさまの環境で私たちのモジュールが機能できるようにすることにあります。最高の状態を維持できるようにするために、コントリビュータが従う必要のあるいくつかのガイドラインが存在します。詳細については、[モジュールコントリビューションガイド](https://docs.puppetlabs.com/forge/contributing.html)を参照してください。
2351
2352 このモジュールのバグの報告または調査は、
2353 [http://tickets.puppetlabs.com/browse/MODULES](http://tickets.puppetlabs.com/browse/MODULES)からお願いします。
2354
2355 ## コントリビュータ
2356
2357 コントリビュータのリストは、[https://github.com/puppetlabs/puppetlabs-stdlib/graphs/contributors](https://github.com/puppetlabs/puppetlabs-stdlib/graphs/contributors)で見ることができます。